【かん】「個人的Y2Kアイテム」購入品紹介

 

1. 地元の古着屋で500円くらいで購入したロンT。ブランドは不明。Shellの企業ロゴマークのようなプリントがカッコ可愛くて気に入った。僕は普段あまりこういうの買わないし着ないけれど「肩の力が抜けた、ゆるい感じのパンクファッション」が演出できそう、と思い挑戦してみた。

 

2. ブックオフオンラインストアで安かったので購入したアランジアロンゾのキャラクター写真集。「ゆるいけどスタイリッシュでクール、それでいてシュールな」キャラクターグッズが沢山載っていて、パラパラめくって眺めているだけで、ほっこりした気分にさせてくれる。「モリゾー・キッコロ 森へいこうよ!」も思い出して、たった今YouTubeで動画を見ていたけど、僕の中でY2Kと言ったら、こういうのも含まれるし、「皆心の中にそれぞれの個人的なY2Kを持っているんじゃないか」なんて思ったりして、なんだか勝手にしみじみとした気持ちに浸っている。

 

3. 津村記久子さんのミュージック・ブレス・ユー!!という小説。(前回のギャラリーのタイトルはもちろんこの小説からリスペクトを込めて、拝借している) ブックオフで購入。10代の頃に、地元の図書館で借りて読んで以来、僕の中でバイブルであり、これを超える小説には、もう一生かかっても出会えないんじゃないか、ってくらい大好き。敢えて、この本の内容については、あまり語らないでおきたい。是非、気になる方は一度手にとって読んで、文体から溢れるエナジー、空気感、もどかしさ、やるせなさを体感してほしい。カンバラクニエさんの装丁もお気に入り。

 

4. 2002年にリリースされたStyle Of Limited IIというアルバム。リミテッドレコードというレーベルのコンピ (レーベルに所属する様々なバンドの楽曲を一枚のCDにまとめたもの)。秋葉原の中古ショップ「レコファン」で購入。スカパンクなどの陽気な楽曲も随所に挟みながら、所々シリアスでヘヴィ、詩的で文学的なハードコアやメタル系の楽曲も入ってくる。かといって、アルバム全体の統一感がないということはなく、コンピを通して、一貫したコンセプトがある。「Hate Honey - 風のない夜」「Up Hold - 空ト大地ノハザマ」「コーガニズムオーケストラ - 2nd Life」が特にお気に入り。

 

5. 上野のとある古着屋で購入したラグランのロンT。僕の中で、ラグランのロンTといえばY2K的なファッションの象徴みたいなイメージがある。(あくまで僕の中では、だけど)紫とグレーの渋い色合いと、切り替えの感じ、ぱっと見良い意味でもっさい感じもあるけど、デザインとしてはスタイリッシュで、その対比も面白い。とにかく気に入っている。確か1500円くらいだったかな。My Vitriolというバンドの2001年のライブ映像をYouTubeで見ていたら、ボーカルの方がラグランのロンTを着ていて、めちゃくちゃかっこいいなと思ったのが、これを買ったきっかけ。

 

今回のまとめ

こうして、ただひたすらに自分が購入したものについて、荒削りな文章でも書きたいように書いていると、それだけで愛着が湧いてくるし、こういうのも立派な楽しみ方のひとつだなぁ、なんてしみじみ思ったりした。今までこんなことしたことがなかったから、尚更そう思った。あと、単にアナログなものっていいなって思う。心を満たしてくれるし、癒してくれる。やっぱ、Y2K大好き。

コメント: 3 (ディスカッションは終了しました。)
  • #3

    かん (金曜日, 01 11月 2024 14:26)

    >>でぃえごさん
    僕もアナログ大好きとか言っておきながら、1日の半分以上の時間はPC見てるかもしれないです。
    殆どは好きな音楽のことを調べたりしていますが、しんどい時に、メンタルのこととか調べまくったり、敢えて見る必要のないものに近づいていってしまうことはありますね。
    見続けると疲れてしまいますけど、そういうものに依存していないと自分を保てない時もあるし、難しいなとは思います。
    本はどうしてもアナログで読みたい、というのは僕も同じなので、ものすごく共感しますね。
    でぃえごさんの文章を読んでいると、やはり感覚的な部分を大切にしている方だなぁ、というのが伝わってきます。
    そういう部分は、すごく僕との共通点を感じますね。
    やっぱり意識的にデジタルとアナログのバランスをとっていくのが大切かなって、思ったりします。
    僕もどうしても偏りがちな人間なので、気がついたら軌道修正していく、みたいな繰り返しをやってくしかないのかな、って思ったりしてます。

    >>れいちぇるさん
    Y2Kについて、最初に説明を入れようか迷っていたんですが、そもそもこれ自体、ものすごく曖昧で漠然とした概念だし、最近の若い人の間でトレンドになっているものと、僕が言っているものってちょっと違うかな、と思ったりもしたので、敢えて書かなかった感じです。
    古着は自分がチョイスしたものを、褒めてもらえると嬉しいですね。
    CDに関しては、僕が聞きたいものの中には、サブスク等で配信されていないものも結構あるので、そういうのを探しに中古ショップに行ってます。
    でも、それだけが目的ではないし、実際に手に取る喜びを味わいたいから、行っているのは確かです。
    僕もふらっと本屋に入るのすごく好きです。
    最近はブックオフばかり行ってますが、以前は神保町の三省堂とかも時々行ってました。

  • #2

    でぃえご (木曜日, 31 10月 2024 13:45)

    僕はオンオフ問わず基本PCやタブレットの画面とにらめっこしている日々なので、アナログならではの良さを楽しんでいるかんさんを見習うべきかも…なんて思いました。今やすっかりVDT漬けの毎日なので…。ただ本だけは僕もアナログ派ですね。どうしても電子書籍は慣れられない。自分の手でページをめくって初めて「読んでいる」実感が得られて、そこで初めて文章の内容が頭に入ってくる気がするんです。

    >>れいちぇるさん
    自分も「そもY2Kとはなんぞや?」となりました笑。Year 2K (2000年代)ってことだと今回初めて知りました。

  • #1

    れいちぇる (木曜日, 31 10月 2024 08:57)

    Y2Kってなんだろう?と思わず調べてしまいましたw ←もしかして常識!?
    古着かっこいいですね!古着屋はなんとなく見て回っているだけでも楽しい空間ですが、掘り出し物が見つかるとさらに嬉しいですよね~!
    最後に書かれている「アナログなものっていいな」も、なんとなくわかります。
    本もCDもネットでなんとでもなる時代ですが、実際の物を見に行ったり手に取ったりするとわくわくします。特に買いたい物があるわけではなくても、ふらっと本屋に入るのがけっこう好きですw