【プレイリストリンク】
https://youtube.com/playlist?list=PLHdH_FjcZ5qJF7aQxsUTv4MjLveo_Ba85&si=u8OJ45xVNsGdhYqd
【楽曲紹介】
1. POLPO - Sleeping Bug
僕が以前ギャラリーに対訳をあげたPay money To my Painのメンバーがやっているユニットの曲。ラウドロック的な音色は残しつつも、よりプログレッシブで音響的、実験的アプローチを試みている。インストなんだけど、こういう疾走感があって激しくカオスかつラウドな楽曲は僕の好みど真ん中。何度もリピートして聴いてしまう中毒性がある。
2. Benevento/Russo Duo - Becky
僕は普段ジャズをあまり聴かないけれど、このバンドの楽曲はオルタナティブロックやパンクにおけるダイナミズムとジャズの良いとこどりをしている感じがすごくある。なのでジャズをあまり聴かない人にこそ聴いてもらいたいというか、逆に普段はオルタナやパンク、グランジのようなジャンルばかり聴く人の方が、これを気に入りそうな感じがある。少し篭った感じ、それでいて程よくノイジーな音の質感もとても好き。
3. If These Trees Could Talk - Barren Lands of the Modern Dinosaur
バンドサウンドのインストの曲の中でも、こういったディレイやリバーブなどのギターの空間系のエフェクトを多用した音作り、スローテンポで徐々に盛り上がって行き『静』と『動』を使い分けるような構成を持っていて、雰囲気やコンセプトとして森林や大自然を想起させるような荒涼とした感じのもの、そういった楽曲は『ポストロック』というジャンルに分類されることが多い。『ポストメタル』というジャンルも存在するが、このバンドはメタル的な要素はありつつも、あくまでそれが主張し過ぎていないところが特に好きな理由なのかもしれない。
4. くるり - 惑星づくり
くるりのインストの楽曲といえば、個人的に真っ先に思い浮かぶのがこの曲。この時期には海外の音楽シーンでも『シカゴ音響派』というムーブメントがあり、くるりはそういったものからの影響も受けつつ独自の音楽性を構築していった。この曲が収録されているアルバム『図鑑』の他にも『THE WORLD IS MINE』などは、音響派や実験的なエレクトロニカのエッセンスとくるり独自のオルタナティブロックを上手く融合したアルバムという感じがする。
5. Jim Guthrie - Lone star
僕は普段ゲームの音楽やサントラなどをあまり聴かないのだけれど、この曲は妙に中毒性があり、一時期取り憑かれたようにリピートして聴いていたことがあった。Jim Guthrieはカナダのインディーロックアーティストで、ゲームミュージック以外にも彼の作る楽曲には独自のダークな旋律や尖ったメロディーのセンスを感じる。インストではないが彼の『Evil Thoughts』という曲も個人的にすごくお勧め。
6. The Physics House Band - Teratology
『ポストロック』の他にも『マスロック』というジャンルがあり『マスロック』はより複雑で変則的、予測不能な楽曲の展開が特徴のジャンルで、ハードコアパンク的な激しさも併せ持っている。この曲は最初の方を聴いた感じだと『ポストロック』と『マスロック』の丁度中間くらいのゆったりとした雰囲気だが、中盤から後半にかけては一気に畳み掛けてくるような展開があり、すごく聞き応えのある楽曲だ。
7. Three Trapped Tigers - 3
『マスロック』というジャンルにおいて、個人的にお気に入りのバンドはThe Physics House Bandもそうだが、Three Trapped Tigersも外せない。その時の気分によって、どういった音が聴きたいかというのは変わるけれど、音の斬新さや面白さでいったら個人的にはこちらの方が好きかもしれない。色々詰め込まれていてすごくカオスな印象のある楽曲だが、何度も聴いていくうちに何処か切なさや哀愁も感じてしまうから不思議だ。
8. 65daysofstatic - Radio Protector
個人的に10代の頃からずっと聴いていて思い入れのあるバンド。上に挙げた楽曲よりは比較的シンプルで聴きやすくポップな印象もあるが、このバンド曲は本当に全くブレないし、いつ聴いてもやっぱり刺さるものがすごくある。複雑さや変則的な展開というよりは、ドラマティックさやエモさに重きを置いて、ただひたすらにそれを音にぶつけてくる真っ直ぐな感じが本当に好きだ。
9. Hungry Ghosts - Alone, Alone
この曲を聴くとヴィム・ヴェンダースの映画の映像が思い浮かぶ。特に初期の『パリ、テキサス』や『アメリカの友人』の感じだ。ロードムービーでも、特に行く当てもなく放浪している感じがこの曲のイメージとリンクする。『パリ、テキサス』のモーテルのシーンの映像の色合いなんかもすごく思い出す。この曲もジャンルとしてはポストロックに分類されるのかもしれないが、音のイメージやコンセプトだけでも、そこから想起されるものが全く変わってくるし、受け取る側に委ねられる部分が大きいのも、こういったジャンルの特徴なのかもしれない。
10. Kaki King - Montreal
『この人の曲は、この人自身というジャンルだ』みたいな表現ってたまに見かけるけれど、それを本当に感じさせるアーティストは滅多にいない。でもKaki Kingの曲に関しては、そう表現してしまっても間違いないというくらいに、何というかものすごい説得力を感じるものがある。決して気を衒った音ではなく、寧ろすごくシンプルなのだが、この曲を聴いた時は『こんなに美しい音楽を今までに聴いたことがない』とまで思った。美しくそれでいて、途轍もなく凛とした佇まいで、自分の中で此処まで腑に落ちる音には、今までに出会ったことがなかった。僕の中でインスト楽曲における頂点を決めるとしたら、間違いなくこの人しか考えられないだろう。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
一曲一曲の紹介文を書いていたら、思ったより長くなってしまいました。すみません…笑
UMAさんのギャラリーなどにもインスパイアされて、僕も以前聴いていたインストの楽曲を色々と聴き返したりしてピックアップしてみました。楽しんでいただけたら幸いです。
曲の紹介文は僕の主観でかなり自由に書いているので、楽曲だけを聴いてもらっても十分楽しめるかなと思います笑
ちなみに今回は割と実験的、マニアックな楽曲が多めなので、作業用BGMなどには不向きかなという感じですが、新しい音楽や面白い音楽に出会ってみたいという方は楽しめる内容となっているので、是非聴いてみてくださいね。
今回もギャラリーを見てくださってありがとうございました。

かん (火曜日, 16 12月 2025 17:43)
>>れいちぇるさん
わかってもらえて嬉しいです。
同じく以前は読めていましたが、最近は全く読めなくなってしまいましたね…
僕も今は気長に待つしかないのかなぁという感じです。
確かに漫画の方が手軽さがあるので読みやすいかもですね!
また一時期はリハビリとして本当に短い本を一日に数ページずつ読んだり、何ヶ月もかけて少しずつ読んだりしていたこともありましたが、最近はそれをする気力もなかなか起きず、難しいなぁという感じです。
れいちぇる (金曜日, 12 12月 2025 15:11)
本が読めないの、わかります・・・
私も昔は本を読めていましたが、すっかり読めなくなってしまいました~
いつか読めるかなと思いつつ、あと10年は無理かもな~なんて気持ちです。
web漫画などは手軽に読めるので、なんとかなるんですけどね・・・
かん (木曜日, 04 12月 2025 17:38)
>>れいちぇるさん
聴いてくださってありがとうございます!!
気に入ってもらえてよかったです〜
紹介文はかなり勢いで書いてしまったので、長くなり過ぎたかなと思ったのですが、そう言ってもらえて嬉しい限りです!
「最近は常に頭の中が忙しない状態」これ、実は僕もそうでかなり困っているんですよね…
僕も、焦りやすかったり頭の中に思考が常に浮かんで止まらない状態がずっと続いたりするので、れいちぇるさんの気持ちがすごくわかりますね。
実際このことでずっと悩んでいたので、僕だけではないんだと思えて、心が軽くなりました。
少し話が逸れてしまいますが僕は最近、似たような原因で本が読めないという悩みもずっとあって。
こういうことって、なかなか変えようと思っても直ぐに状況を変えられなかったりして、もどかしさを感じたりするし、一方で焦らずに待つしかないのかなぁという風にも思ったりするけど、やはりもやもやしてしまいますよね…
れいちぇる (月曜日, 01 12月 2025 12:47)
私が普段あまり触れないジャンルの音楽ですが、聴いてみるととても素敵な曲ばかりで驚きました!
楽曲紹介文から、かんさんの音楽への思いが伝わってきます。
最近は常に頭の中が忙しない状態なのでゆっくり音楽を聴くということが気持ち的にできないのですが、このような音楽をゆっくり聴きながら散歩したりするのいいなぁと憧れます。。。
かん (金曜日, 28 11月 2025 07:14)
>>でぃえごさん
"Barren Lands of the Modern Dinosaur"良いですよね!
この曲は僕も10代の頃から聴いていて、インストの楽曲の中でもかなり思い入れがある方なので、気に入ってもらえて嬉しいですね。
「ちょうど冬場の、葉を落とした木が立ち並ぶ少し寒々とした森の中を歩くような、どこか寂寞を感じる曲」まさにそれですね!
でぃえごさんってこういうのを言語化するのが、めちゃくちゃ上手いですよね。
いつも本当にセンスが良いなぁって思います。
曲から浮かび上がる視覚的なイメージを言語化するのって、僕はそんなに得意じゃないので尊敬します。
お引越しされたんですね!
僕も近所だったり、他にも都内でいろんなところを音楽を聴きながら散歩するのが好きなので、これからの季節こういう系統の曲も広い公園とかを散歩しながら聴きたいなぁと思いますね。
でぃえご (火曜日, 25 11月 2025 15:06)
僕は特に3曲目の"Barren Lands of the Modern Dinosaur"が好きです!
かんさんも紹介文の中で「荒涼とした感じ」と書いていますが、ちょうど冬場の、葉を落とした木が立ち並ぶ少し寒々とした森の中を歩くような、どこか寂寞を感じる曲だなと感じました。こういう曲、というか雰囲気は個人的にすごく刺さります。
確かに作業用BGMにするというのは少し違う気もしますが、3曲目だけでなく程よい寂寞感を抱かせるような曲が多くて、僕としてはこの季節、夕方ごろにちょっと気分転換で散歩でもするときに聴きたい曲が多かったです。私事ですがちょうど最近引っ越して、家の周りが散歩するのにちょうどいい感じなので、参考になります笑