Every hour, every day
僕は毎日下手したら一時間おきにでも
Isn't nature denied?
自然そのものに拒まれているような感覚でいるんだ
In a world where it rains
ずっと雨が降り注いでいるような場所や世界で
You're the sun in the sky
君は空の上の太陽だ
But I can't bear to see you
だけど僕は君を直視できない
'cos I can't bear the pain
だって僕はその痛みに耐えることができないから
And I can't heal the wounds
僕は未だに自分自身の傷を癒すこともできないんだ
'cos I still can't explain
だって僕にはそれ自体が何なのかまだわからないのだから
Why I feel like an alien
何故僕は宇宙人みたいに感じるのだろう
Not part of the human race
まるで人類の一部でないみたいに
When my heart wants to burst
僕の心が張り裂けようとしている時
At the sight of your face
それは僕が君を見つめている時
I feel like I'm suffering
僕はずっと苦しめられているように感じる
From a beautiful disease
皮肉にもこの美しい病に
When your sad pretty smile
君の悲しくて眩い笑顔が
Brings me down to my knees
また僕の気分を落ち込ませるんだ
Such a simple thing
本当は簡単なことなのに
It should be such a simple thing
本当に簡単なことのはずなのに
You can call me confused
君の眼には僕はいつも混乱しているように映るかもしれない
All that I can confess
僕は常に正直であろうと尽くしてきた
Is I can't come to terms
それは僕があまりにも困難を受容できないから
Settle for something less
いつも何か別のものを使って妥協しようとしてきたんだ
Will I feel this emotion
僕はこの類の感情を
Till the day that I die?
死ぬまで持ち続けるのだろうか
And go to my grave
きっと自分の墓に行っても僕は
Still wondering why
まだ疑問に思ってる
かん (水曜日, 29 1月 2025 09:43)
>>でぃえごさん
コメントありがとうございます。
僕自身、でぃえごさんが言っているような「異質な」とか「そこにいるはずがない存在(またはその様)」などの感覚を小さな頃から自分自身に対して感じて生きてきたところがあるんです。
それは単に、自分がどんな場所や環境に身を置いていたとしても全く馴染めないと感じるというのもあります。
ですが外的な要因以上に、そもそも自分自身の内面、自己やアイデンティティそのものに対しても、常に実存的なレベルで強くその「馴染めなさ」を感じてしまう。
僕は、結局はここに人間の孤独の本質があると思うんです。
周りにも馴染めないし、自分自身にも馴染めない。
「二重構造の馴染めなさ」とでも言ったらいいのでしょうか。
外的な要因を越えたところにある「そもそも自分自身がおかしいんじゃないか」といった観念が自らを強く支配した時、それが極限にまで達した時そこにあるのはこの世界と自分自身の心の両方に同時に、しかも一遍に裏切られてしまったような強い断絶や孤独で、まさに「自分は宇宙人であるかのような」としか形容できないような感覚なんですよね。
でも、僕はここに芸術や表現することの本質そのものがあると強く感じます。
もっと言うと、自分自身が今生きていることそのものの本質や意味です。
この矛盾があるからこそ、私たちは強く他者に何かを伝えたいと思い、自分自身に馴染めなさを感じながらも「それすらをも」肯定する為に、この不確実性の世界に自らが生きた証、踠きや抗いそのものを残そうするんだと思います。
「自分自身の為に」生きることはできなくても、誰か自分と似たような感性や感覚を持っている他者と繋がり、それを共有する為になら人一倍人に飢えた、この死に物狂いの寂しさや孤独そのものを原動力にして、今日を生き抜いていくしかないと強く思ったりもします。
「表現の仕方が素敵だ」と言ってくださって、本当に嬉しかったです。
この対訳は自分の今の状態や、感情をモロに投影したものなのでこれを見た方がどんな風に思うかなと、僕自身かなり気にしていた部分があったんです。
ですがでぃえごさんがコメントをくださったことで「投稿してよかった」とすごく思いました。
でぃえごさんの洋楽の対訳も是非見てみたいです!
僕も気が向いた時にまた投稿するかもしれないので、もしよければまた覗いてくださったら嬉しいです。
でぃえご (水曜日, 22 1月 2025 11:24)
孤独を歌った曲だと思うのですが、興味深いのは曲のタイトルが "Alien" であり、それをかんさんが「宇宙人」と訳されているところです。
実は alien には一般的に知らている宇宙人という意味に加えてよそ者、異邦人、外国人(但し外国人にalienというのは失礼に当たるので注意)もあるんですよね。形容詞としては「異質な」という意味にもなるので、総じて「そこにいるはずがない存在(またはその様)」というニュアンスがあると思います。
なので僕がこの曲の歌詞の対訳をするならばついつい alien は「異邦人」と訳したくなってしまうのですが、「異邦人」と言いたいのならば他にも stranger や foreigner といった言い方があるわけで。でもこの曲の作者は敢えて alien を使っている。その意図を考えると「宇宙人」という訳は個人的にすごくしっくり来ますし、自分だけがまるで他の惑星から迷い込んでしまった、ここにいるべきでないような気分(孤独)を感じるというニュアンスをより鮮烈に表現できている気がします。
曲の作者もかんさんもどちらも表現の仕方が素敵だなと感じた対訳でした。
それにしても対訳って人のものを見るのも面白いですし、自分でやってみても面白そうですね。僕も好きな洋楽の対訳とかやってみようかなーなんて思いました笑。